ガン保険加入を勧めなかった件
今日の後悔
ガン保険の加入手続きをしてあげていればよかった
もうすぐ父の命日。
父はガンで亡くなった。
病院や薬嫌いの父が、身体の具合が悪くなり、耐えきれなくなって病院で診察を受けたときにはすでにガンが進行していた。
その1年くらい前、父が、ふと、「何かあったときのために保険に加入しとこうかと思うんやけど、保険料がいくらか調べて」と私に言ってきた。
後になって考えると、父は虫の知らせを受けたのだろうかと思うが、65歳(当時)を過ぎたシニアが加入できる保険は限られているうえ、保険料がかなり高い。
保険にかなり詳しかった私は「うん、わかった」とか言いながら、内心「高すぎるわ~。こんなん、払えんわ~」と思い、父には「うーん、入れそうな保険がないわ~」と伝えた。
父は格好よく言えば「生涯現役」、現実的な言い方をすれば「国民年金保険料を払えない貧乏自営業者で、働き続けないと食べていけない」人だった。
当然貯金もごくわずか。
ということで、しばらく後にガンと診断された時には本当に申し訳なく思った。
少々高くても加入申込みの手筈を取ってあげとけばよかった。
治療費やら入院費やら、その後の母の生活費やら、すごい大変やったけど、父も家族も全然私を責めることなく全信頼を私に置いて、すべてを委ねてくれた。
毎年、命日になると悔やんでしまうけど、今年はいつもより感じる後悔の念が大きいのは20年という節目だからなんやろうか。
今日の後悔から学んだこと
必要最低分は絶対保険で備えておくべき。