失敗は成功の元とか言うが、どんなに前向きに頑張っても失敗を挽回できずに後悔となって残ってしまうこともある。たとえ何年前の失敗でも、ふとしたことで「あの時、ああしていれば」「あんなことしてなければ」と後悔がよみがえってくることも多い。 どうせ取り返しがつかないのなら、せめてその後悔を残したままで人生を終わらしたくない。そう思ってこれまでの後悔をできるだけ全部吐き出すことにした。そしてこのつぶやきが誰かのために役立てば、それはそれで嬉しいことではないか。

車を貸す

今日の後悔

車を貸すんじゃなかった

というか、正しくは「車を貸すことに同意するんじゃなかった」やけど。

 

かれこれ、数年前の話。

隣に引っ越してきたある若夫婦に、夫がうちの2台ある車のうち1台を貸すことにした。いろいろ理由があってのことやけど、夫と若夫婦の3人で話を決めた。そのことを決めた後に「貸す」「貸してもらう」とそれぞれから聞かされた。

(なんかあった時の補償とか、夫の怒りとか知っとるだけに)反対したけど、夫は聞く耳持たんし、若夫婦は「○○さんが貸してくれるって言ったし。」と借りられるのが当然な感じやった。

せめてもと、(家族限定だったんで)保険だけはちゃんと手続きしてもらった。

けど、やっぱり車の調子がおかしくなると責任問題や補償問題が発生するもの。

二人が使い始めた後に、車がおかしいという話になった。古い車やし、何度か修理もしとるし、本当の責任の所在はわからんままやけど。

そのせいで、結局、その夫婦と仲違いになってしもた。2人は近くの別のところに引越した。

 

それから数年。たまに道ですれ違ったりするけどなんか顔を合わせづらく、お互い気づかんふりして通り過ぎるのが悔やまれる。

「遠くの親類より近くの他人」って言葉もあるけど、この歳にもなればその言葉の意味がよくわかる。この先もっと身にしみてくる言葉やと思う。なのに。2人が越してきたあと、すぐ仲良くなっとったのに。残念。

 

若夫婦とすれ違ったり、住居の近くを通ったりするたび、その時のことを思い出す。

あの時、3人がどんなに言っても車を貸すことに頑として反対しとくべきやった。もしくは、ちゃんと責任についての一筆を書いてもらうんやった。

 

今日の後悔から学んだこと

レンタカー業者でも何でもない者が車の貸し借りをするのは絶対いかん。