失敗は成功の元とか言うが、どんなに前向きに頑張っても失敗を挽回できずに後悔となって残ってしまうこともある。たとえ何年前の失敗でも、ふとしたことで「あの時、ああしていれば」「あんなことしてなければ」と後悔がよみがえってくることも多い。 どうせ取り返しがつかないのなら、せめてその後悔を残したままで人生を終わらしたくない。そう思ってこれまでの後悔をできるだけ全部吐き出すことにした。そしてこのつぶやきが誰かのために役立てば、それはそれで嬉しいことではないか。

履歴書を送らなかった件

今日の後悔

あのとき履歴書を送っておけばよかった

いまフリーランスで仕事をしていることもあり、月々の仕事量に大きな波がある。

まったく仕事をいただけないときもある。

あれこれ営業かけたりするけど、すぐに仕事をいただけるとは限らない。

 

スケジュール帳の先々のページが真っ白……というときにはかなり不安。

--これまで猛烈に頑張った分、ちょっと休みなさいって神様が与えてくれた休息--

そんなふうに考えたこともあるけど、本当に、めちゃくちゃ忙しい時期が続いた時にはそれでもいい。けど、寝る間も惜しまんといかんほど忙しい訳でもないときにはすごい不安よね。

 

こんなとき、いつも、以前ある会社からオファーをいただいた時のことを思い出して後悔する。

 

オファーは、仕事内容・職場環境・通勤距離・福利厚生など条件はよかったけど、まずは1年間の有期雇用。その有期雇用というのが気になった。

だって、その当時、無期雇用の正社員として別の会社で働いてたから。けど、そこは通勤が大変やった。すごい大変やった。しかも育休明け(つまり、1歳そこそこの子どもを育てながらだった)だけに、オファーをもらった会社は魅力だった。

すごい迷った。

事業内容のジャンルは全然違うけど、どっちも興味深い仕事やった。どっちも業務内容、労働条件ともに悪くない。

大きな違いは無期雇用か1年の有期雇用かということと、通勤距離。

そこで、オファーをいただいた会社に正直に状況を伝え、雇用条件について相談したいと願い出た。

そしたらとりあえず、履歴書・職務経歴書を送ってと言われた。

 

迷った挙げ句、結局、無期雇用の正社員の道を選ぶことにして履歴書を送らんかった。

その後、何年か後、会社員生活を辞め、フリーランスとなって現在にいたる。

 

それやのに、あるときたまたま出会った人が、なんと、私が履歴書を送らんかった会社で、私にオファーしてきたポストで、無期雇用で働いとるなんてことを言われ、頭が真っ白になった。どうやら役員の1人が退任してから経営者の判断が変わったらしい。で、有期から無期になったとか。

 

なんなん、それ。

ほんと、世の中、いつ、何が、どのように変わるかわからんもんや。

あれだけ迷った自分を悔やむ。

 

まあ、もし私が採用されとったとしても、会社事情が同じように変わっとたかどうかはわからんけどさ。人の運ってそれぞれ違うし。

 

でも、やっぱり仕事のことで不安になると、なんであのとき履歴書を送らんかったんやろう……って悔やむ。そんなんなら、履歴書見てもらったあとに不採用になっとったほうが割り切れる。

 

今日の後悔から学んだこと

いただいたチャンスは大切に。

不利な条件でも交渉してみたらええ。

もしそれでダメならご縁がなかったと割り切れる。

自ら放棄してあとでくよくよ悩むことは最もいかん。